2024年のエッセイ

初詣 2024年 1月 1日
地震 2024年 1月 1日
宿泊 2024年 1月 9日
同情津波 2024年 1月14日
見かけの大きさ 2024年 2月18日
地球と月 2024年 2月24日
正しい方角と距離 2024年 3月23日
ランドマーク 2024年 4月18日


初詣 2024年 1月 1日

 昨年12月21日に20センチほど雪が積もり、このまま年越しになるのかなと思っていましたが、二日ほどでほとんど溶けてしまい、今年は雪なしの年越しでした。

 年が明けてみると、雨。外は、まったく雪がありません。であれば、雨さえあがれば、ウォーキングできます。ただし、昨年10月からは、もう一つの条件により、……。
それは、クマ。歩いていて、腹ぺこクマさんにばったり会うなんて、全然ありがたくありません。ですから、10月からは、街の方に歩きに行っていたのです。ですが、どうやら、クマさん、ここ2週間、ぱったり出てこなくなっているようです。そろそろいいかもしれません。

 午後2時。雨が上がりました。いよいよ行くか!
妻と、いつものウォーキングスタイル+クマ鈴を鳴らしながら、自宅を出ます。3ヶ月ぶりのコースです。まずは、標高差30メートルの斜面がわたしたちを待っています。角を曲がれば、斜面が見えます。すると妻が、「ええっ!?」
「どうしたの?」
「なんか、すかすかなの。大きな木はあるけど、幹だけ?下の枝がないの。それに下草も、低木も全然ないの」
「クマは、どこにも隠れようがないってこと?」
「そ、そう。斜面の上まで、見通せるわ」
「じゃあ、もし、いたら、ここからでも見えるってことだね」
「ええ、そうよ。ちょっと待って。大丈夫、どこにもいないわ」

 途中、野鳥や、風による物音にぎくりとして、とまります。怪しげな気配を探っては大丈夫と歩き出すこと、数回。坂を登り切りました。神社の境内の木立もかなり伐採されて見通しが良くなっています。しかし、鳥居の前で新年の参拝で留めて、すぐに元の道を降りることにしました。このまま、わずかな物音にびくつきながら、先を行くより、そこまで安全が確認できていた道を行く方がベターでしょうという理由です。
坂を降りて、まっすぐ、国道のバイパスのようになっている道に向かいます。そこそこ交通量が多いのですが、そこさえ2、3ヶ月前に、クマを3回目撃されています。少し離れますが、人身事故も起きているので、安全とは言い切れません。ですから、少しでも怪しげな感じがあれば、すぐに……とは思っています。ただ、クルマがけっこう走っているので、逆に怪しげな物音が聞こえないというデメリットがあるんですよね。
約1km歩いて、お不動様の所まで来ました。そこでお参りし、少し歩いて、おいなりさんにも参拝。同じ道を0.5km戻り、横にそれて、神明社に参拝。そこから、コンビニで年賀状を買い求め、更に歩いてお地蔵様のところでお参り。ここ、2021年わたしが町内会の副区長だったときに、地蔵尊祭を、ひっそりと執り行ったところです。それにしても、ここまで、元旦だというのに、誰にも会っていません。これまでこんなことあったかな?と思いながら、次、きょうのラストの場所へと妻と歩き出します。
約0.8km先にある天満宮。ここも誰も来ていません。そこで、お参りをして、帰途に就いたのでした。

 なぜ、誰もお参りにきていなかったのでしょう?もうコロナも終わったからでしょうか?いえ、それよりも、クマにびくつきながら田舎の神社に参るより、賑やかな街の大きな神社に行く方がいいに決まっています。きっとそうなのでしょう。

 もうほとんど午後4時。自宅に到着。歩数計を見て見ると、10720歩。よく歩いたねと、妻と笑い合います。クマっちも出なかったし、これで、地元を歩けそうだねと、ウインドブレーカーを脱いだのでした。


地震 2024年 1月 1日

 初詣から戻ったわたしと妻。笑いながら……、
「やっぱり、目立つかな?」と、わたし。
「ええ、このあたり。ここにも」と、妻。

 昨日、廊下に滑り止めに優れたワックスを塗ったのです。ただ、どうしても季節柄、速乾性とはいえ、乾きが良くなかったのです。そろそろいいかなと歩いてみたら、しっかり足跡がついてしまい、ありゃりゃ。しかも、まだ濡れていればごまかしようもあったのですが、もうほとんど乾く直前だったため、逆にくっきりと残っちゃったんですよ。
妻と、ぞうきんで擦ってみました。でも、全然だめです。
「上塗りしようか?」と、わたし。
「足跡の上に乗せてもだめよ。きっと」と、妻。
「だよな。いつまでも証拠が残ってしまう……」と、わたし。
二人で笑いながら、ダイニングに入ったそのときです。

 グラグラグラグラ
「地震!」
スマホが、地震警報を鳴らします。
「こっちだ!来て!行くよ」と、妻の手を引いて、地震が来たときに非難することにしていた部屋に行きます。
「震度は!」
グラグラグラ、ザンザンザンザン、ドドドドドドド……
「5だ!」と、わたし。これまで、震度4は、何度か経験があるので、4までは見当がつきます。今回、それを上回りました。周囲の様子も考慮すると、果たして強?それとも弱?
スマホが、新たな地震警報を鳴らします。
「ねえ、大丈夫!?」と、妻。
「この程度なら、大丈夫」と、わたし。
ガタガタガタガタ!
『揺れが弱くなった。震源地は能登。北からだな』
そのとき、わたしの頭の中には、ここ10年ののとを中心とした地震の記憶が再現され、『これまでと同じなら深さは10km。だとすると……これがもし輪島なら……、珠洲もありえるが……』
これまで、珠洲なら、おおよその距離を算定していたので、ピタゴラスの定理を当てはめれば……。そして、逆2乗の法則を使うと……。

 わたしの家から、珠洲市まで約90km。震源地が地下10kmなら、震源地からわたしの家までの距離は、90の二乗+10の二乗の平方根。ざっと暗算すると、90.5km。ほとんど地上と等距離。そこに逆2乗の法則を当てはめると、ここで震度5と仮定するなら、珠洲市の揺れのエネルギーは、ここの81倍ということになる。なる?えっ!
『やばい!!!』
そのとき、わたしの頭の中には、〈壊滅〉の二文字が……。これは、後でLINEの履歴で分かったのですが、4時13分。わたしの家より、北にいる友人知人親戚に「大丈夫か?」をばんばん書き込んで送っていたのでした。震源地に近いほど、その揺れの強さはどんどん強くなるのですから。すぐ返信が返ってくれば、オーケー。もし、返ってこなければ……。

 それから、次々と返信が帰ってきました。よかった。中には、津波を警戒して避難しているとのメッセージも。また、家の中がめちゃくちゃだというのもありましたが、返信できるなら大丈夫ってことです。
もちろん、わたしたちだって、この先、もっとでかい揺れが来たら、そんなことしている場合じゃありません。妻と一緒に避難袋を持って、外に出なければなりません。
東北の三陸あたりには、『てんでんこ』が、伝承されているそうです。これは、『でかい地震が来たら、人のことを気にしていてはいけない。一人で逃げろ!さもなければ津波にのまれてしまう』という意味だそうです。これは、家が倒壊してしまうような強い揺れにも当てはまるとわたしは考えています。家の下敷きになっては、助かるものも助からなくなるのですから。

 地震の揺れの拡がりは、逆2乗の法則で説明できるほど単純でないことはよく分かっています。それでも、何も分からないよりはましでしょうと思っているのですね。

 30分ほどしてから、テレビで、地震のニュースを流します。パソコンでも調べます。でも、能登で何が起きているのか?具体性に乏しいものばかりです。
ライフライン、特に電気が途絶えてしまうと、情報が外に送り出せなくなります。
警察、消防、市役所などの公的機関も被災してしまえば、そこに関わる人たちも、誰かまうことなく被災者になります。
このことは、阪神淡路大震災以後の教訓です。
どれだけ待っても、特定地域の情報が流れてきません。


宿泊 2024年 1月 9日

 成人の日、わたしの所から、約10km北にあるホテルにチェックインしました。やはり地震による風評被害は避けられないだろうから、わたしと妻のお気に入りの宿に泊まることにしたのです。そして、わたしの住む地域より、10km震源地に近い地域の様子もたしかめてみたかったという動機もあったのです。

 一日の翌朝、わたしは、去年の夏に退職した元職場に、あらかじめ事務日直者に連絡を入れて、訪ねてみたのです。彼は、快く会ってくれました。聞けば、揺れはひどかったようです。でもというか、やはりでしょう。きちんと地震対策もありましたし、災害被害マニュアルも動いたとのようです。あの新潟県中越地震、2004年10月23日以後、人ごとではないと、対災害マニュアルをつくったのです。そして、ことある毎に見直し、改定を繰り返して今に至っているのですから。
あまり仕事のお邪魔をしてはいけません。何事もなかったのですから、わたしは早々に挨拶をして出てきました。

 話を戻しまして、ホテルの部屋にカバンを置いたわたしと妻、まずは周囲を歩いてみようと、西に、約1km先の神社に向かいました。
歩道は、もしかして、揺れでひび割れた?かもしれないものをときどき見かけました。そして、神社に到着。特に参道も拝殿もそれらしい被害はなさそうです。お参りをして、一度ホテル近くに戻ります。
次に、少し南東、ニュースで被害があったと報じられた神社に向かってみます。境内に入ると、すぐ、妻は気がつきました。石灯籠が傾いていたり、狛犬が台座から落ちていたり、そしてこれが一番。鳥居が崩落していたのです。
わたしたちが、拝殿でお参りをして、石段を降りてきたちょうどそのとき、午後5時。日の入りの時刻です。回りは一気に暗くなってきました。そろそろ行こうかと、街の灯りに向かって歩き出したのでした。

 そこからもうしばらく、元繁華街、今はほとんどシャッター外の通りを歩いたりしまして、ときどき、おそらく昭和の頃に建ったと思われる建物で、外壁からではないかと思われるかけらを見かけたりしましたが、意外と大丈夫だと思いました。
そして、ホテルのそばまで戻ってきて、ここに来たらよく行くトンカツのお店に入ることにしたのです。

 お店に入って、椅子に座り、妻と何を注文しようかと迷うというか、こういうときは、しっかり食べようと、“特選”でお願いしました。飲み物も、ワインをボトルでもらって、妻と、きょうのウォーキングのことなど話をしながらおいしくいただきました。
妻が見るには、おそらく食器棚に被害があったみたいと言います。やっぱり、そうでしょうと思います。それでも、こうしてお店を開いてくださっているのですから、やっぱりおいしくいただくに限る。そう思っているのですね。
レジを済ませて、「ごちそうさま、おいしかったー」と、お礼を言って、通りにでたのでした。

 ホテルに戻ったわたしたち、コンビニで買ったお酒を飲んで……と言うのは、ホテルに戻る前、バーでいっぱいやりたくて、飲み屋街にも足を運んでみたのです。でも、どこも真っ暗。やってないようなので、しかたなく…… 笑。

 翌朝、ゆっくり起きて、11時近くにチェックアウト。今度は、妻と、北方向にウォーキングを始めました。
すると、まもなく、公園内に地割れ、陥没している所に遭遇。更に足を伸ばすと、アスファルトにひび割れたと思われるすじや、段差、液状化の痕跡を発見。妻に写真を撮ってもらいます。

 昨日と、今日、東西と北方向、どちらも約1km程度歩いてみて、全然大丈夫と思われる箇所もあれば、これはと思うエリアもあったのでして、この差は一体?と、思いました。
これらは、震源地からの距離だけでは説明のつかない何かです。おそらく、地盤の固さの“差”ということになるのかもしれません。


同情津波 2024年 1月14日

 お昼少し前のバスに乗って、街の方に向かいます。目的地は、一週間前と同じ。バス停ごとに乗ってくる人、降りていく人。病院で働いてきたからなのか?それとも大学で心理学を学んだからなのか?それとももっと前にわけがあるのか?つい、人を見てしまいます。見るというのは、視覚ではなく、足音、歩き方、身のこなしのちょっとした気配、そして話し言葉。『どこから来て、どこに行くのだろう?何のために行くのだろう?』と、つい……。これは、ウォーキングしていてもありまして、エンジン音、走行音、加速減速の具合から、『土曜日の午前9時過ぎに、『このクルマは、どこから来て、どこに行くのだろう?何のようだろうか?』と、心理状態を推察してしまいます。困ったものです。悪い癖 笑。

 目的のバス停で妻と降りて、そのまま、ウォーキングを提案。まずは前回と同じように、西に1km、戻ってきて東に1km歩くことにしました。ただし、同じ道でも、前回とは反対側の歩道を歩いたり、前回歩かなかった道を歩いてみたりします。そうやってみると、またあれから一週間経っていますし、時間帯も異なっていることもあるでしょう。同じ街なのに、見えてくる“街の様”が、同じではないことに気がつきます。やっぱり生きているんだなと思うのですね。もちろん、タイミングよく、妻が、風景を教えてくれるので、分かるのです。こちらの方が全然大きいので、いつも感謝です。

 4kmほど歩いて、ほどよく“いい感じ”になったところで、お店の扉を開けます。そこは、なじみのバー、独乙屋倶楽部(ドイツやクラブ)。

「こんにちは」
「いらっしゃいませ」
「なんかあれですけど、あけましておめでとうございます」
「あけましておめでとうございます」

 カウンター席に案内されて、わたしと妻、ダウンジャケットを預けて、席に着きます。まずは、メニューをいただいて……、
「何からなさいます?」と、まま。
「どうしようかな……」
「ビールは、ベルギーのなら……」
妻は、ライトなビールを、わたしはこくのあるのを注文して、まだお昼食べていないので、これと、これ、それからこれもいただこうかなと、オーダーします。奥のカウンター席からは、もしかして女子会?30代から40代の女性の小グループの話し声が聞こえてきます。わたしのすぐ左にも女性。もしかしてお一人?などとつい……、また悪い癖 笑。

「こちらのfacebook見ていますよ」
「ありがとうございます。こちらにビール置きますね」
「ああ、どうも」

 ビールで妻と乾杯し、お料理をいただきながら、ママと地震からのことを聞きます。やはり、新年発開店で、たくさんの人が来店したようです。わたしも、あのお店どうしたかな?と、気になっているお店、いろいろとあります。ここもそういう意味では、そうだったのですから。そういうことでは、被災したいろいろな所、いろいろなお店、人たちを思ってしまっていればなおのことでしょう。たとえ遠方でも、一度でも訪れて、いい思い出があれば、つい思いをはせてしまう。そういうものだと思います。羽田空港も、これまで何度も利用しましたし、飛行機については、航空機事故報告書のようなものや、ノンフィクション、フィクションに関わらず読んできたこともあって、ちょっとだけ濃い思いがあるのかもしれません。

「次はなにになさいます?」と、ママ。
「あなたどうする?」と、妻に聞きます。
「じゃあ、テキーラで……」
「ロングでならテキーラサンライズ」と、ママ。
「ああ、それ、すてきね」と、妻。
「ご主人は?」
「ロイヤルサルートある?」
「ごめんなさい。今切らしていて、シーバスのリーガル……、みずならの樽で熟成した……」
「それいいね。ストレートでお願い」

 この後、ドライマティーニをいただいて、妻はジンリッキーでおいしくいただいているちょうどそのとき、奥の咳の女子会?グループがチェックアウトしていきました。残るは、わたしたち夫婦と、わたしの左隣の方だけ。
バーでやっていて、ふとしたことから、見知らぬ人と話が弾んで……ということ、ありますよね。わたし、そういうのけっこうありだと思っているので、やっぱり、そうなっちゃいました。
それからは、その方とわたしたち、それにままも加わって、にぎやかに?次々とおしゃべりのキャッチボールとなりました。話題の中心は、やっぱり地震。その当日の話からきょうまでの二週間のあれこれ。人それぞれの体験談を聞くのは、楽しいと書くと、ちょっと問題ありかな。地震の話が楽しいわけじゃありませんからね。みなそれぞれの体験をしていらっしゃいます。それを言葉にして引き出すことがおもしろいということです。

 30分かそこいらお話をしていたでしょうか、その女性の方もお帰りになりまして、わたしと妻もすっかりということで、お会計を済ませ、ママにまたねと……。
帰り道、夕飯の食材をと、スーパーに立ち寄ります。妻とは、被災地からのものがあれば、これから少しずつ買おうねと決めていました。こういうことは、東北での震災や、熊本地震の後もしてきたことなので、今回も言わずとも通じていたのですが……。
「ねえ、ないのよ」と、妻。
「入っていないとか」と、わたし。
「いいえ、能登からの品があった場所はあるのよ。でも、商品がないの」
「売れちゃったってこと」
「そうみたい」

 わたしは、こういう現象を“同情津波”と、勝手に呼んでいます。被災直後に、被災地に大量の支援を目的とした物資--その物資の用途として意味のない物や失礼な物も含めて--が押し寄せてくるといったことに代表される“応援の気持ち”の大波ですね。突如店頭から被災地からの商品が売り切れるというのも同じかなと……。
とりあえず、ない物はしかたないので、来月あたりから、少しずつ買うことにしようと、エコバッグに買った商品を入れて、バス乗り場に向かったのでした。


見かけの大きさ 2024年 2月18日

 わたしと妻の朝食は、平日と休日で違うのです。平日は、概ね6時か6時半起床。パンと目玉焼きにサラダ。目玉焼きが卵焼きになったり、サラダが野菜炒めになったり、そのあたりは、妻のアレンジで日替わりです。パンは、ホームベーカリーで焼くドライフルーツたっぷり食パンで、ドライフルーツレシピも妻が毎回変えてくれます。妻がキッチンにいる頃、わたしはコーヒー用の台で豆を挽き、ドリップでコーヒーを煎れて、ダイニングテーブルにお皿が並ぶ頃に、サーバーとコーヒーカップを持って行きます。そして、向かい合わせに座り、「いただきます」で始まるのです。
これが、休日になると、起きる時間も7時を過ぎ、たまには8時もあっったりして、パンがパンケーキになり、これにフルーツと、コーヒーを付けます。食べる場所は、ダイニングから、わたしたちの部屋に変わり、南向きの窓の前にあるカウンター風の長テーブルになるのです。窓には、遮光カーテンが掛かっているので、中から外は見えるのですが、外からは中が見えません。そこがお気に入りなのは、天気や季節の変化が分かりやすいからでしょうね。

 今朝もそうやって、早春の柔らかい日差しを遮光カーテン越しに浴びながら、パンケーキを食べていると……、
「飛行機?かしら」
「えっ!?」
「南南西あたりから……、こっちに向かって来る」
「えっ!?」
「行っちゃったわ」
「東の窓から見える?」
「ちょっと待って」と、妻がテーブルから離れて、東の窓のカーテンを開けに行きます。
「いるわ。北東に飛んで行く」
「今まで、そんなコースで飛んで行ったことあったかな?もしかしてUFOかも?写真撮ろうよ」
「ええ」と、スマホを机から持ってきて、遠ざかる機影を写真に収めていたのでした。

 それにしても、未確認飛行物体にするには無理があります。ニュートン物理学まんまで飛んでいましたから…… 笑

 それから30分ほどして、わたしと妻は、ウォーキングスタイルに着替えて、いつものコースを歩いていたのです。
「ねえ、またいるわ」
「何が?」
「飛行機」
「どこ?」
「上にいるの」

 わたしはポケットからスマホを取り出して、カメラモードにして上にかざします。妻は、わたしの手を持って、機影がファインダーに入るようにしてくれたところで、「いいわ」に合わせて、シャッターを切りました。 時間は、9時58分。
「また来たわ。西からよ」
そうして合計4枚の写真を撮って、ウォーキングを再開しました。

 ウォーキングをしていると、また空にジェットらしき機影が現れます。時間は、10時35分です。そして、11時2分にも現れたので、空にスマホを掲げました。

 ウォーキングの途中や、天満宮で休憩しているときに、妻が、ジェットらしき飛行物体の具体的な様子、例えば方位とか、機体の形状とかを教えてくれます。わたしは、それを聞いて頭の中で計算を始めたのです。

 もしその機体の全長が、20mだとしてそれが高度1万……、つまり10km上空を飛んでいたとしたら、その機体の見かけ上の大きさは……
機体全長10mの飛行機が高度5kmを飛んでいるのと同じになる。
全長2.5mの機体なら、高度2.5kmで同じのはず。ということは、……
この割り算を繰り返していけば、高度30cm上空を飛ぶ全長0.6mmの機体の飛行物体と見かけは同じはずです。

 『30センチ先の0.6ミリの物体ねぇ』、遙か上空をぶっ飛んでいった飛行体が、なんか急に手の届く距離に感じられるから、面白いですね 笑。

 あとから、妻に物差しを示して、「30センチ先の0.6ミリの物体」と、言いますと、彼女は、そんなに小さくなかったと言います。そこで、インターネットで、下から見た飛機の形状で調べてもらいます。すると、輸送機C-2と、戦闘機F-15だったと分かったのです。
まずC-2は、全長43.9mです。そしてF-15は、全長19.4mですから、これを計算式に当てはめて見かけの大きさの一致する数値を割り出す作業をしたところ、おそらく高度は、6千から8千の間で、高い確率で高度6千メートルで飛行士ていたと結論したのです。
ちなみにC-2なら、37センチ先の3.7ミリの物体と見かけ上同じ。F-15では、37センチ向こうにいる1.2ミリの物体に見かけ上等しくなり、確かにそうだったようなのです。

 次に速度です。これ、うっかりしちゃったんですよ。測っておけばよかったって……。
コーヒーを煎れるために、いつも電気ポットからお湯を注いでいます。このとき、どれくらいお湯をドリップに注ぎ入れるかを時間で決めているんです。例えば、4秒注ぎ2秒休むを3回、そして3秒注いで6秒休むを5回とか、コーヒー豆によって変えているのです。ここで大切なことは、頭の中のメトロノームです。いつも同じ秒カウントができるようになるように、そこそこ練習しました。ですから、数分ぐらいまでなら、それほど誤差なしで時間がカウントできるんです。気持ち落ち着いていないとだめですけど 笑。 なので、二つの地点を決めて、その間の距離と時間が分かればなぁと、今頃思っているわけです。

 もし、もしもです、道路の西の建物の屋根から飛行機が現れ、道路の東の建物の屋根の上を越えて飛んで行ったと仮定します。ここで西の建物の屋根が、仰角45ど、東の建物の屋根が、仰角60どにあるとして、そして飛行物体の飛行高度が6千だと仮定すると……、
ざっと計算すれば、西の屋根を越えて現れてから、東の屋根を越えて視界から消え去るまでの飛行距離は、約9.64kmとなります。
これを輸送機C-2の巡航速度890km/hで飛行したと仮定すれば、目撃した時間は、約38秒になるのですが、果たしてそうだったのだろうか…… 笑。
仮定に次ぐ仮定なので、このあたりは、全くNGです 笑。

それにしても、どこに何をしに行ったのだろう?本当はジェット機型UFOだったのでは?
ウォーキング中、「あそこの角を曲がって、そこにUFOがいたら乗せてもらう?」
「いいわね」
『初乗りが500円で1キロ。それからは1キロにつき100円ずつ加算で、アンドロメダまで行くとなると……アチャー!大気圏どころか、あの雲の上どまりだよなぁ〜』
笑い


地球と月 2024年 2月24日

 きょうは満月。もし、空が晴れていれば見ることができるはず……、夕方から少しお天気が回復。東の方角を見てもらうと、出ました!でも、薄雲の向こうにぼんやりと現れただけ。それでも、待てば、ちょっとだけ雲が晴れてきて、これならいける!とスマホで撮影。一枚だけ撮れました 笑。

 そういえば、月の見かけの大きさって、どれくらいなんだろう?
手で触ってたしかめるわけもいかないし……。それじゃあ、先日のジェット機に用いた計算でやってみますかぁと、インターネットで調べてみました。
月の直径(km)3474.8
地球の直径(km)12,756
地球と月の距離(km)380000

 これだけデータがあればオーケーです。
計算してみますと、地球から見える月の大きさは、50センチ向こうにある直径0.46センチの球ということになりました。思っていたより小さいというのが正直な感想です。
それでは、月面から見た地球の見かけの大きさも計算してみますと、50センチ向こうにある直径1.68センチの球となりました。こちらも『意外に小さいんだ』と思いました。SF小説では、月面からの地球って、もっと大きく描かれているもの、とても多かったように思います。読み手のわたしが勝手にそう思い込んでいたのかもしれませんが……。

 ついでですので、スカイツリーから見た富士山の高さもさくっと計算してみましょう。こちらも、インターネットで調べると、簡単にデータを得ることができます。
スカイツリーの高さ(m)634
富士山の高さ(m)3776
スカイツリーと富士山の距離(km)105.6

 スカイツリーから方位248度の方角で、50センチ向こうにある1.8センチの山が富士山です。
逆に富士山頂からでは方位68度、50センチ向こうにある0.3センチの塔がスカイツリーとなりました。なお、方位は、それぞれの緯度経度から算出するサイトから拝借いたしました。

 話を月に戻しまして、50センチの物差しの片方に直径1.68センチの球を置いて、反対側の端に直径0.46センチの球を置けば、地球と月の760000000分の一縮尺モデルのできあがりです。
そういえば、地球を直径1メートルの球にして……という縮尺モデルもよく見かけます。これを用いるなら、月は、直径27.2センチの球となり、二つの間の距離は、29.79メートルとなります。ここに高度408キロの軌道を飛んでいる国際宇宙ステーションを配置しますと、直径1メートルの地球の上空3.2センチの軌道を飛行していることになります。
『まじか!イメージしていたよりずっと低いじゃん!』

 ついでですから、太陽と地球も計算してみましょう。

太陽の直径(km)1,392,700
地球の直径(km)12756.274
太陽と地球の距離(km)149600000

 太陽の直径を1メートルまで縮尺すると、地球の直径は、0.9センチになり、その間の距離は、107.4メートルになります。

 とにかく、手で触ってたしかめることができない物体をなんとなく実感を持ったものにしようと思ったら、やっぱりこの手でしょうかね。


正しい方角と距離 2024年 3月23日

 今年になってから、ときどき調べてみては、おもしろがっていることに、“距離”と、“方角”があります。
そもそも、能登地震があって、そのときに、震源地から自宅までの距離をほぼ正確に得るにはどうしたらいいのだろう?から始まりました。
手っ取り早いところでは、やはりインターネットでしょうと、調べてみたのですが、“地図をクリック”は、完全にバリアですから、使えません。それでいくつか試してみて、ここに落ち着いたサイト、それは、 2地点間の距離と方位角 - 高精度計算サイト でした。
これは、地球上の2地点の緯度・経度を指定して最短距離とその方位角を計算し、地点AからBの方角を表します。とあります。はい、住所でも郵便番号でも、地名でもなく、緯度・経度で二つの地点をポインティングします。そのため、前もって、二つの地点の緯度・経度情報を持っている必要があります。ちなみに、説明分では、緯度・経度と書いてありますが、実際の入力フォームは、経度が先で、緯度が後なので、これちょっと中尉が必要です(2024/3/23現在)。

 そのために、地点の井戸経度を調べるサイトとして、 Geocoding - 住所から緯度経度を検索 を利用しています。

 このサイトに、住所やランドマーク名とありまして、住所はもちろんですが、建物の名前でも調べることができるので、便利です。例えば……、“スカイツリー”と入力して、GPS座標検索ボタンを押すと、
東京スカイツリー 緯度: 35.710063 経度: 139.8107 OLC: 8Q7XPR66+27
と出ます。

 次に“東京都庁”で検索しますと、
東京都庁(?) 緯度: 35.689481 経度: 139.691686 OLC: 8Q7XMMQR+QM
とでます。

 これら、二地点の井戸経度を用いて、上記の2地点間の距離と方位角 - 高精度計算サイトで調べますと、

ABの距離d11.000236km
方位角φ 258.012896°258°0′46.42″
とでます。

 これで、スカイツリーから、東京都庁の距離が、11km23cm6mmと分かります。そして方角は、258.012896、つまり真西と西南西の真ん中あたりの向こう側にあると分かるわけです。もちろん、スカイツリーにいて、正しい東西南北が分かっていることが必要です。

 最近は、自宅にいて、この二つのサイトを用いて距離と方角を調べています。自宅の井戸経度は、分かっていますので、地点Aをそれにして、地点Bにいろいろな地点、建物や、山などの井戸経度を入れて出しています。なお、自宅にいて、正確な東西南北は分かっていますから、それによって、『ああ、この方角の向こうにスカイツリーがあるのだなぁ』と……、思いにふけることができているというわけです。物は見えなくても、なんとなくですが、頭の中の3Dマップに、描くことができると、少しだけ位置覚が整うというのか、ただ漠然としたどこかが、少しだけクリアになる気がします。

 これを読んでいる方で、「この方角に札幌がある、東京が、名古屋が、大阪が、福岡が」と、指さすことができる方がいらっしゃいますか?いらっしゃったら手を挙げてください。「それはよかった」と、言いますから 笑。
ついでですから、以下に、五つの都市のランドマークタワーとして、調べてある井戸経度を載せますね。

各地のランドマークタワーの井戸・経度
ランドマークタワーさっぽろテレビ塔東京都庁名古屋城あべのハルカス福岡空港管制塔
緯度43.06110535.68948135.1847534.64607133.593863
経度141.356425139.691686136.899688135.513477130.449932

ランドマーク 2024年 4月18日

 ランドマークを新明解国語辞典で引いてみると……

高い山や(特徴のある)高層ビルなど、その土地の目印やシンボルとなるような遠く(空中)からも目に付きやすい地形や建造物。
と、出てきます。

 先日、町内会の班長の一人になりました。わたしの所の班には、全部で28軒(空き家を含む)あります。一応整備された住宅街ですので、道路はきれいに東西南北となっています。ただ、半世紀以上かけて少しずつ拡がりながらの継ぎ足し造成のために、完全な碁盤の目とはいきません。それでも、斜めの道も、湾曲した道路もありませんから、分かりやすい方です。
先日、妻と歩きながら、班を構成する家の所在地を確かめながら見て回ってきて、帰ってすぐ、エクセルで、班を構成するエリア……、シートの原点A1のセルを北西の角として全てのお宅の名前と、道路を入れての簡易地図を作りました。こうして簡易版でもいいので、地図を作ってみると、“実感”を持って、空間の拡がりを意識できるので、良いかなぁです。

 目が不自由になってから、地理感覚には、けっこう悩まされます。特にクルマなどの乗り物に乗って移動しますと、距離感も方向感も得られないので、困ります。なんとか地図を読みたいものだと、以前、点図ディスプレイで地図を表示してみようと、大阪に行って試したことがありました。そのときは、惨敗、さっぱり分からないという結果に終わってしまいました。それ以来、積極的な行動は起こさず、気がついたら…… 笑い。

 今年元旦に、能登地震がありました。地震のさなかに、震源地からの距離を推定して、自宅の揺れから震源地での被害を推定してみたことをきっかけに、いろいろな地点の緯度経度を調べては、距離や方角を確かめるということをやり始めました。そして先月、地点名と、その場所の緯度経度データがあれば、簡易地図を描くことができる!と、思ったわけです。データは、Geocoding - 住所から緯度経度を検索でほとんど収集できます。あとは、集めたデータをどうエクセル上に描くか?だけです。

 これ、山手線の各駅の緯度経度データです。これらのデータから、

が、分かります。この緯度経度データを用いて、 2地点間の距離と方位角 - 高精度計算サイト で調べると、南北13.169875 km、東西7.030108 kmのエリアにこれらの駅がある、つまり山手線エリアが、ぼんやりとではありますが、見えてきます。ただ、このままでは、“この中にある”とだけしか分かりません。そこで、……
例えば、エクセルのセル一つを、1km×1kmとすれば、縦14、横8こ……、つまりA1からH14の112このセルに、それぞれの駅の緯度経度情報を用いて、配置することができます。これで、エリアの中の位置関係”が見えてくるにちがいありません。
ということで、やってみました。

 結果、同一セルに二つの駅が入る場所が二カ所できました。やっぱり日暮里と西日暮里は近いのでそうなりました。もう一カ所はどこだと思いますか?想像してみてください。

 そこで、もう少し縮尺度を変えて、セル一つを0.8kmの正方形としてみました。以下が、それです。

0.8km四方の□でマッピングした山手線の駅地図
W\N1234567891011N/E
1 池袋駅 大塚駅 巣鴨駅駒込駅 田端駅西日暮里駅 1
2目白駅        日暮里駅鶯谷駅2
3高田馬場駅         上野駅3
4          御徒町駅4
5新大久保駅         秋葉原駅5
6新宿駅        神田駅 6
7代々木駅        東京駅 7
8原宿駅       有楽町駅  8
9渋谷駅       新橋駅  9
10       浜松町駅   10
11 恵比寿駅    田町駅    11
12  目黒駅  高輪ゲートウェイ駅     12
13   五反田駅 品川駅     13
14   大崎駅       14
W/S1234567891011S\E

 これで見ると、東京駅の西にあるのは、代々木駅で、北に神田駅、日暮里駅、西日暮里駅があるように描画されています。厳密には0.8km内のずれがあり得るのですけど、とりあえずなるほどぉです。

 このことに手応えを感じたので、約一週間、わたしのいる県の鉄道の駅、市役所、デパート、ホテル、ショッピングセンター、道の駅、球場、港、一級河川の橋、高速のインターチェンジ、主な学校、主な山の山頂、ゴルフ場、総合病院、腫国道のバス停などなど思いつくところで、528箇所の緯度経度データを収集して、我が県のランドマーク地図をsheet1に表示するプログラムを作ってみたのです。
描画の縮尺、つまりセル一つを縦横どれくらいにするか?は、10mから10kmの範囲で、自由にできるようにしました。ただ、だからといって、10mにすると、とてつもなくなにもないセルばかりが、無限!と思えるほどになってしまうので、いけません。ということで、わたしんとこの県レベルでは、1〜2kmで大雑把に表示、詳細になら333.33mがいい感じかなぁです。

 ついでなので、以下の四カ所を日本の東西南北端と決めて、

日本の東西南北
地点名緯度経度
最北端:宗谷岬45.522903141.936595
最南端:桜島31.583333130.65
最東端:根室市役所43.330111145.582866
最西端:佐世保駅33.163925129.725646

日本中の884カ所のランドマークの緯度経度データを集めてsheet2に表示するようにしてみました。ここに九州から南が入っていないのは、海を渡る距離をそのままエクセル上に当てはめると何もないセルが延々とあるだけになってしまうので、海を渡る距離カットプログラムを作ってからかなぁなのですね。さて、話を戻しまして、セル一つを3km四方での表示です。こうやってアクティブセルを上下左右に移動してみると、『このあたりにあるかな』と思っていた市役所がそこになく、『ここだろう』と思っていた駅が下(南)にずれていたり、意外な発見のオンパレードの毎日をやっています。
例えば……

が、ほぼ南北関係なのですね。大宮駅って、もっと東にあるのかなと勘違いしていました。
と、成田空港の方が、経度が大きい、つまり秋田市役所より東にあることも驚きでした。
敦賀稲毛駅、甲斐市役所、甲府市役所、笛吹市役所、上野原市役所、八王子駅、下北沢駅、東京ディズニーランドが、東京タワーと南北プラマイ3kmの緯度線上にあるとか、
あべのハルカスが、御前崎市役所、USJ、神戸空港と、南北プラマイ3kmの緯度線上にあるとか……。
『へえぇ、そうなんだぁ』です。

 なお、同一経度線上の地点は、南北関係となりますが、同一緯度線上の2地点は離れれば離れるほど東西関係にはならなくなります。それは、地球が球体だからです。それの例として……、東京スカイツリー、上野駅、池袋駅、荻窪駅、三鷹駅、焼石駅は、ほぼ同一緯度線上に並びますが、スカイツリーとの距離と方角の関係はこうなります。なお、球体上にある同一緯度線として計算するために、緯度は全てスカイツリーの緯度にそろえてあります。

スカイツリーとの距離と方角
地点名上野駅池袋駅荻窪駅三鷹駅焼石駅
距離(km) 3.009151 9.020853 17.322386 22.567584 235.930309
方角(度) 89.990284 89.970874 89.944071 89.927135 89.238137

 上の表で一番遠い焼け石駅は、岐阜県下呂市焼石にある、高山本線の駅です。スカイツリーから235.9kmも離れていても、角度にして1度もずれていないので、微差と思われたかもしれませんが、参考までにということです。

 そして今週、sheet3に、東京メインのランドマークを359集めて、表示してみました。

東京の東西南北
地点名緯度経度
最北端:氷川神社35.916835139.629686
最南端:浦賀駅35.250938139.714978
最東端:空港第2ビル駅35.773118140.387184
最西端:小田原駅35.256445139.155393

 これまで言葉で聞いたことはあっても、行ったこともないし、そもそもどこにあるのかもよく分かっていなかった東京都庁とか、豊洲市場など、いろいろの場所の位置関係が分かるようになりました。
あとは、道路、鉄道の路線がなんとかならないかなぁです。
今は、鉄道の駅とバス停ですね。東海度本線から始めて、新幹線の全駅、これまでに利用したことのある電車の路線の駅、バスの停留所データをエクセル上に描画して、セルを上下左右に移動することで、『あっなるほどこの路線はこう走っていたんだ!』と、おぼろげながら“道”が見えてきています。

 これから、プログラムのお手入れをして、表示する項目をセレクトできるようにするとかしようかなぁです。
それにしても、地点名と緯度経度をもっともっと集めないと話にならないのですけど…… 笑。