久しぶりの京都 2020年1月12日
久しぶりの漫才 2020年2月8日
久しぶりの月 2020年5月9日
久しぶりの大学生 2020年10月1日
久しぶりの月 part 2 2020年10月31日
久しぶりのクイーン 2020年11月15日
1月にしては暖かい日が続いていました。降るのは雪ではなく、もっぱら雨。最低気温も氷点下になることないまま、11日になりました。
朝から晴れ。ウォーキングに行こうと、朝食を食べるとすぐ、ウィンドブレーカーを着て出発。いつものコース、坂の上の神社を目指します。全く積雪のない境内に入ってお参りしたわたしと妻は、坂を降りてきます。
いつもなら、交差点を左に行くところ、右にコースを取り、途中公園で小休憩を取ります。そして、暖かい朝の日差しを浴びながら、どんどん歩いて、家に戻りました。
この日、最高気温14℃に達したそうで、歩き始めたときはしっかり寒かったはずですが、1時間で4kmほど歩いて戻ったときは、汗ばむほどになっていました。
そして妻が言うのです、「明日京都に行かない?」
「ずいぶん久しぶりだね。日帰りだね、いいよ、行きましょう。でも、なぜ?」
「北野天満宮にお参りに……」
「ああ、そういうことか」
そうして往復のチケットを持って、12日の早朝、京都に向かって行ったのでした。
京都駅で嵯峨野線に乗り換えたわたしたちは、円町駅で降ります。わたしたち以外誰もその車両から降りなかったようです。そして、駅から出て行く人は数人いたのだろうか?
駅舎を出たわたしたちは、北野天満宮を目指して歩道に踏み出しました。
インターネットで調べると、JRを降りて、京都市バスに乗って、北野天満宮前で下車とありますが、ウォーキングでそれなりに鍛えてあるわたしたちにとって、その程度歩くことに無理はありません。ほとんど誰もいない歩道をいつもの調子で歩いて行きます。そして、午前10時前に、北野天満宮に到着です。
鳥居をくぐってまもなく、あちらこちらに梅の花が開いていることに妻が気づきます。『まさか、こんなに早く梅の花だ!?』
目的の参拝を済ませたわたしたちは、境内を散策、早咲きの梅の花を写真に収めます。空は曇り空。予報は雨でしたが、旅先で雨に遭うことが、ほとんどないわたしたちです。それほど心配していません。ゆっくりとしゃべりながら歩いて、ときどき写真を撮って、また歩いて……。
前回京都に来たのは、2014年12月でした。でしたが、そのときの目的は、放送大学の面接授業、つまりスクーリング。午前9時から午後5時近くまで教室に缶詰。これが二日。京都駅と、教室とホテルの間を行き来しただけの二日間でした。その前は、同じ年の5月。このときは大阪で面接授業を受けるために、その前夜、職場から京都に来て駅前ホテルで泊まっただけ。ですので、実質京都に来たと胸を張って言えるのは、それより前ということになります 笑。
さて、気持ちよく梅のお花見をしていたわたしたちは、帰りの列車までの約2時間をどう過ごすかを話しながら鳥居を出てきました。目の前にはタクシーが客待ちしています。このまま円町駅まで歩いて行くという手もあるのですが、そこはそこ、何かとご縁のある八坂神社に行こうと話が決まり、ならばと、タクシーに乗り込んだのでした。
八坂神社手前でタクシーを降りたわたしたち、西楼門から入ります。雰囲気、まだお正月。露店も多いし、人でもそこそこあって、にぎわっているという感じです。
参道を進み、さっそく拝殿に参拝します。
久しぶりの八坂神社。境内を少し歩いてすぐ、お守りを求めに……、ポケットから財布を取り出します。ストラップ型のお守りをつけてあるのです。それを見せて、これと同じ者は?と尋ねれば、あると言うので、それを買い求め、古い方を外して手渡します。妻は妻で、ピンと来るものをいただいているようです。
時間は午前11時20分。まだ余裕があります。ではと、清水寺へと歩き出します。
緩い坂道を上り、階段を登った先を左に曲がり、もう少し登った先に清水寺。あの有名な舞台にあがり、お参り。そしてしばらく参拝して周り、石段を降りてきたあたりで小雨です。時間は11時45分。そろそろ京都駅に戻る時間です。
茶わん坂 を少し急ぎ足で下りて、もよりのタクシー乗り場へと向かいます。そして乗車、京都駅へと告げます。
タクシーを降りて京都駅に入ったわたしたち、30分ほどの間に、お昼を食べて、できたらお土産に、【俵屋吉富】 京銘菓「雲龍」を買いたいのです。ということは手っ取り早く駅ビルを上がって、ミスタードーナツでしょう。そしてドーナツとコーヒーでお昼にしたわたしたち、また下に戻ってきて探します。雲龍を。
ところが、なぜか見つからない。全開、たしかこのお店にあったと思うのですが、もしかして記憶違い?と、他のお店へと行きます。しかし連戦連敗!当たりなし。なぜ?どうして?と、最初のお店に戻ってきます。しかしやっぱりない。もう時間がない!と、あきらめかけたその瞬間。
「あった!」
ちゃんとありました。しかも最初に見ていたところに 笑。
これは後日談。
わたしの中では、もしかしたらもう当分の間、旅はできないかもしれないという、とても希薄な心配がありました。
事の始まりは、中国・武漢から危険なウィルスが流出。感染拡大。もしかしたら……。
これを裏打ちしたのは、放送大学で単位を取った感染症と生体防御、公衆衛生です。前者は、ウィルスや細菌が身体の中でどう拡がるのか?そして、免疫がどう対抗しているのかです。後者は、ウィルスや細菌が、人にどう移って、そして人から人へとどう拡がっていくのかと、それをどう抑えるのかです。職場では、感染対策委員も担当していたことがありましたし、職場全体が感染症にはかなり過敏に対処する風土がありますから、そのとき既に面会差し止めに入っていたのです。
ですから……
1月末に、新型コロナウィルス感染症は、指定感染症に指定のニュースが入り、『やっぱり来たか!』と、思いました。と、同時に、大丈夫だろうか?と思い始めました。
今まで、地元に来てくれて、日程に無理がなければ見に行った落語、三遊亭 小遊三さん、林家 木久扇さん、三遊亭 円楽さん、三遊亭 好楽さん、桂 歌丸さん、春風亭 昇太さんなどなど。もともと人見知りするわたしが、社会人になるにあたり、どうにかしなくてはと思って聞き出したのが落語。自分を変えたくて、学びのためにでしたし、今でも知らない人としゃべらずにすむなら、黙っていたいと、つい思ってしまいます。
笑う門には福来たる
これも、落語を見に行く動機の一つ。今は、こちらの方が大きいかな 笑。
オール阪神巨人さんが、コンビを組んで45周年を記念して全国ツアー。
そういえば、漫才を見に行ったことが、過去にあった。それは大阪。あのときは誰を見たのだろう?メジャーな人たちも見たとは思うが……、そんなことより、この人たちは、おもしろい。見たい!そう思って、妻にチケットを取ってもらいました。が、しかし!
京都旅行の後、まもなく、だんだんと心配が高まってきます。つい、妻に行けないかもしれない。チケット無駄になっちゃうと、漏らしてしまいます。
そしてとうとう、コロナウイルス感染症が、指定感染症に指定されてしまいました。それからの1週間。行くかやめるか、迷いに迷う日々が続きまして、ほんとに開演直前まで、どうしたものか?と……。
とにかく『マスクして行こう』と、腹を決めて会場に入ったのでした。
笑いに笑わせていただきました。
わたしも妻も免疫力、絶好調に上がっているはず!
わたしの職場は、感染対策のために、1月、既に面会制限をしていました。世の中、まだほとんどそのような意識が拡がる前にです。
2月14日、チョコレートの持ち込み禁止……、ではなく、ウィルスを持ち込まないようにするために、職場としての広域の移動を制限することとなりました。つまり集団での移動はしないということです。そして、同月27日には、職員全員、出勤前に体温測定することとなりました。もちろん、有熱者は、職場に電話連絡を入れて自宅待機です。また、出勤する者は、ロッカールームで厳重にアルコールで手指消毒から始まる、徹底的な感染対策実施をし、私的にも県外への移動を自粛。いつでもいかなる場合でも、感染対策生活を送ることとなりました。
3月。毎日続く感染対策行動に発破をかけるように、志村けんさん死亡のニュースで、日本中が激震しました。
4月4日土曜日。朝からいい天気。妻とウォーキングに出ます。9時半を過ぎて気温既に15度を越えているのか?いつもの坂を登っていつもの神社に着く頃には、少し汗をかくくらいです。
着いてみると、ありました鳥居の横に桜の花。
そして、誰もいません。鳥居をくぐって小さなお社のところでお参りしまして、またウォーキングに戻ります。
5月9日。あれから5週が経ちました。あれほど曇っていた空が、昼下がりに消えて、すっかり晴れてきました。今夜は見られそうです。
午後10時。南南東の空に満月です。フラワームーンと言うのだそうです。妻とスマホで満月を撮影しました。
こうして月を撮ったのは、2014年10月8日の皆既月食以来ですね。
ウイークデイに、家と職場を往復していることに何も変わりはありません。しかし、休日は変わりました。どこにも行かなくなりました。日々の生活に必要な最小限の買い物と、健康のためのウォーキングだけです。このトーンダウンした毎日でいいのだろうか?……。
そこでふと思い出したことがあります。それは、“リズム”です。世界にはリズムがあると言われています。短いものでは“昼と夜”。長いものに“季節”があります。もっと長いもの10年とか、100年、あるいは1000年単位といった長いスパンでのリズムもあると言われています。
リズムで思い出したことがあります。それは“バイオリズム”です。身体には、身体、感情、知性の三つのリズムがあり、これらは産まれた瞬間にスタートするというものです。身体(P)のリズムは、周期が23日、感情(S)は28日、知性(I)は33日です。これら三つはサインカーブを描いて基線から上下の波線を描いていきます。この並が基線より上にあるときは好調期、下にあるときは低調期、0の日は、不安定日と判断します。
ちなみに、さくっと計算してみますと、これを書いている今日のわたしは、身体は好調50%、感情は好調20%、知性は好調80%です。だからどうしたというだけの話でした 笑。
話を戻しまして、人は、好調期は活動的に、低調期には、静かに過ごすことが望ましいという話です。好調だから良い、低調だから悪いのではなく、それぞれの状態に合わせて過ごせば良く、状態に合わない過ごし方は悪いという意味です。
これを世の中に当てはめれば、今は“低調期”でしょう。となれば、そういう過ごし方でいこう!です。それで、低調期の過ごし方として、最も良いもの、それは“観察”、“学習”、“蓄積”、“休養”などといったものだそうです。
であれば、「学びの時期にしよう!」、そう思ったわけです。
8月が終わり、季節もこれからは低調期に向かいますし、なおさらかなぁということで、放送大学10月入学の手続きを始めたのです。
9月5日。放送大学のホームページを見れば、10月入学生を受け付けています。まだ間に合います。前回の学生番号でインターネット出願できることがわかりました。そして7日。ありがたいことに全てオンラインでできました。
2011年、あのときは『心理と教育』コース。今回は、『社会と産業』コース。社会、政治、経済の科目がほとんどです。わたしは、経済学を学びたいのです。お金について知りたいのです。もうすぐ定年退職。その後の再雇用もありますが、遠からず人生、次のステージに入るのです……。
そして入学が許可されてすぐに、科目申請。これも全部オンラインでできました。10月から、『経営学概論』、これ絶対外せません。次に『財政と現代の経済社会』、これもやろう。このほかに4つ、合わせて6科目を申請しました。おそらく、今回の地球規模の低調期は、まだ続きます。勝手に3年ぐらいだろうと……。さて、どうなるのか分かりませんけど、今現在は間違いなくそうなのですから、低調期なりの過ごし方をしようと……。
そして教科書が届きました。きょうから大学生だ!
5月9日に満月を見ることができたので、次も期待してしまいまして……。調べますと、次は6月6日になっていました。
しかし、その日は朝から曇り。夕方までずっと変わらず空を雲が覆っていました。『ああ、こりゃだめかなぁ』と、あきらめ気分です。そして時間はまもなく真夜中の12時。これが最後の頼みとばかり、妻に空を見てもらうと、「出たわ!」
さっそくスマホを持ってきて、撮影。この日、このときだけの満月、ストロベリームーンのお出ましだったのでした。
7月は5日。この日も朝から曇り。そして午後2時には雨になり、そのまま……。
8月は、4日。せっかく晴れていたのに、うっかり忘れてしまっていました。そして9月は2日。この日も晴れて絶好の満月日よりだったというのに……。そして次の満月、いわゆる中秋の名月が、10月2日です。ところが、この日も晴れていたというのに、大学の後期日程が始まった二日目ということで、そちらに気を取られて、残念なことをしてしまいました。
ただ、今月はもう一度満月があるのです。その日は10月31日。
妻が仕事から帰ってきて、夕食の後、買い物に行こうと家を出たのが午後8時。感染対策のために、できるだけ人がいない時間を選んで行っているのです。ショッピングセンターの駐車場にほとんどクルマがありません。今月、感染者数激減。でも、まだ気を抜くわけにはいきません。マスクでがっちり鼻と口を覆って、ポケットには消毒用のアルコールのボトルを入れてクルマを降ります。そして、目的の買い物を手早く済ませたわたしたち、次の場所へと……。
それは、ミスタードーナツ。入口から店内を見ると、誰もいないようです。これならオーケー!と、入口で手指消毒して店内に入ります。時間が時間なだけにドーナツの種類も数も限りがあります。わたしはオールド、妻はポンデ。レジを済ませて、いつものカウンター席に座ります。そこは、お店の中で最も安全と判断している場所なのです。そこに二人並んで、わたしの持ってきたアルコールを手指にスプレーして、しっかり擦って、ドーナツをいただき、コーヒーも……。
おいしい時間を過ごしたわたしたちは、「ごちそうさま」と、その日の店員さんに言って、駐車場へのドアを通って外に出ます。すると妻が、「出ているわ、満月よ」と、言います。
わたしは、スマホを取り出して、妻に見てもらいながらシャッターをきりました。
マイクロムーン。今年3回目の満月の写真を撮ることができました。
10月から始めた大学生。最初は勢いがありました。選択した科目は6科目。日曜日以外は、毎日1科目ずつ勉強です。どの科目も15章構成ですから、毎週1章ずつこなしていけば、15週、つまり3ヶ月半で終わることができます。単純計算で10月1日の木曜日から始めたのですから、来年1月13日水曜日でめでたく終わる!ということになります。ええ、クリスマスも、正月も欠かさず勉強すれば……です。
しかし!
勉強、だんだん遅れてきている。毎日仕事から帰ってきて、夕食を食べてから机に向かうが、すぐに眠くなってくる。気がついたら、目が閉じていたなんてこと、何度あったことか 苦笑。
そういえば、最近音楽聴いてないなぁと、ふと思う。そうだ、ちょっと音楽でも聴いて目を覚まさせよう!と、HDDのmusicフォルダーを開いてみます。ざっと並んだアーティストの名前。それを次々と開いては、どれを聴こうかなぁと……、そうしているうちに、Queen。
これを開いてみます。
これはもちろん、イギリスのロックバンド、クイーンです。
クイーンといえば、オペラ座の夜。子供の頃、最初に買ったのが、このLPレコードでした。やっぱりこれ聴こうと、聴き始めます。それにしても、他のLP、いくつもないなぁぁ……。そうか、後年、CDでリリースされたものを買ったのは、このオペラ座の夜ぐらいだったんだっけ。あるわけないよな。
ということで、7日の夜、CDリリースされた昔のLPレコードを探してみましたら、ありました。
……ということで、7枚まとめ買いしちゃいました。
眠くなったらクイーン聴いてを繰り返していたら、ますますます……、勉強が遅れて…… 苦笑。