アナログ・オーディオ・ミキサー M-164

2010年 8月15日(日曜日)

液晶テレビ

 液晶テレビの音って、どうしてこんなにしょぼいかなぁと、思うが、大型なのに薄型が売りなんだから、考えてみればさもあらんってことに気づく。
やっぱりそこそこそれなりのスピーカーを外部につけるしかないかな... ということで、パソコンに繋いでいた2.1chアクティブスピーカーを取り外してリビングに持って行ってみた。

Elecom MS−131

 これは、センターにアンプ内蔵型ウーファーが1本あり、そこから左右にサテライトスピーカーが1つずつある、合計3本で1組のスピーカーシステム。
センターのウーファーのサイズは、幅124mm×奥行184mm×高さ155mmということで、ほぼ立方体に近い形をしている。
これをテレビ台の中に置いて、テレビの外部出力とスピーカーをまず繋いでみた。

 次にサテライトなのだが、幅80mm×奥行110mm×高さ130mmと、パソコンなどで使うにはコンパクトでちょうどいい。
これが、テレビ台の左右にあっても音としては、ちょっと物足りない。
ということで、サテライトスピーカーを取り外し、昔使っていたが、今は使わなくなっているダイヤトーンのオーディオスピーカーを持ってきてみた。
テレビの左右に置いてみると、これがちょうどピッタリなのよ。

DC-10C

 いったいいつのスピーカーか分からないのだけども、10から15年ほど前に買ったものではないかと思う。
サイズは、幅160mm×奥行き250mm×高さ960mmとひょろりとしたのっぽのバスレフ型2 way式スピーカーだ。
これをテレビの両サイドに置いてみると、テレビとテレビ台を合わせた高さが約1メートルということで、見た目にちょどいい。
ついでに繋いで音を出してみると、音像がテレビ画面のあたりくるようで、これまたいい。
そういうことで、そういうことになった。

 こうなると、パソコンにスピーカーがなくなってしまったのだが、ヘッドホンで当座は乗り切ることができる。
しかし、...

アナログ・オーディオ・ミキサー

 パソコンにはメインのデスクトップと、サブのデスクトップがある。
聞き手は私1人。
それぞれにスピーカーを繋いではむだ。
そこで、ミキシングして1つの出力にしてしまうことを考えてみた。

TASCAM M-164

 これは、昨年6月に出たばかりのアナログオーディオミキサー。
16この入力をミキシングして、3つの出力を出すというすぐれもの。
外形寸法は、幅390mm×奥行き344.5mm×高さ112mm。重量は3.3kgと、幅と奥行きだけなら昔のLPレコードのジャケットよりひとまわりも、ふたまわりも大きいことになる。試しにA3サイズの紙を上に乗せてみたら、それよりも奥行きがちょいと大きい。が、このコンソールパネルに16チャンネル分のスライド式とダイヤル式の操作つまみと、押しボタンがぎっしりと乗っているのでいたしかたない。これ以上コンパクトにすると、たぶん使いにくいと思われる。
高さは、約11センチとあるが、これはいちばん奥での高さで、手前に傾斜しているので、最前部では実測3センチとなっている。
このオーディオミキサーに、2台のパソコンからの音声と、ICレコーダーからの音声を今は繋いでいるが、今後、CD/MDデッキも繋ごうと思っている。
接続は、入力要のステレオミニジャックと、出力要のステレオ標準ジャック以外、全部リアパネルにずらりと並んでいる。
左側の2/3ぐらいが入力ポートで、右側1/3が出力っぽく配置されている。
基本的にコンソールパネルのいちばん手前に、ずらりと並んだ13このスライドつまみが音量調整となるのだが、スライド感が、ちょと軽い。手触りでつまみを探していると、ちょっとしたタッチで、音量が動いてしまうのが難点だなとは思うが、もう慣れてそれほどのミスタッチはしなくなった。

ヘッドホン

 まず繋いだのは、ヘッドホン。
これは、液晶テレビに持って行った2.1chスピーカー:Elecom MS−131のヘッドホン端子に繋いでいたもの。
実は、ヘッドホンのステレオミニプラグの差し抜きで、ザツッ!バツッ!とノイズが出始めていたので、それをどうにかしたいという思惑もあったのだ。

オーディオテクニカ ATH-A700

 昨年、名古屋は大須に行ったとき、ショップで、お試しにずらりと置いてあったヘッドホンをいろいろかぶってみて、「これいい」と音質とかけ心地で選んだヘッドホン。
これを、ステレオミニプラグから、ステレオ標準プラグに変換して、コンソールパネル右端の真ん中あたりにあるステレオジャックに差し込む。
コネクターは、基本的に刺しっぱなしということで、差し抜きザツバツ音は、なくなった。

コンパクト・アクティブ・スピーカー

 次に用意したのは、コンパクトなアクティブスピーカー。

オーディオテクニカ AT-SP121 WH

 オーディオ関係って、なぜか?高級感?それとも見えにくくするため?ボディーカラーに黒が圧倒的に多い。
そういうものかと思いながらも、あえて白を探して、ようやくのこれだったりする。
サイズは、幅65mm×奥行き88mm×高さ148mmと、缶コーヒー1.5本分の縦にひょろっとした直方体といった感じ。
これをオーディオミキサーのサブ出力に繋いでみている。

 スクリーンリーダの音を聞くのであれば、それほど低温は出てこなくてもいい。
逆に言えば、あまり原音に忠実に出てくると、合成された声の粗が目立って、長く聞いていたくなくなる。そういうことで、これがちょうどいいといった感じなのだ。
このスピーカーを使うときだけ、ボリウムスイッチを右にひねって音を出せばいいのだ。

2.1chアクティブ・スピーカー

 たまには、音楽CDも聴きたくなる。
そういうとき、やっぱりそれなりにいい音の出るスピーカーもあるとありがたい。
ということで、1週間ほど... とはいっても気が向いたときだけのちょい探しで、音楽を聴くためのスピーカーをインターネットであれこれサーチしてみた。
条件は、やっぱりカラーに白。
そして、低音部の独立した2.1ch構成か、2chでも、それなりに音質のいいと口コミされているもの。

JBL CREATURE3WHTJ

 ボディーカラーは、白とある。
本体サイズは、サテライトが、幅・奥行き・高さともに90mmとあり、サブウーファーが、幅・奥行き・高さともに230mmとある。
ということは立方体ということだと思ってしまった。
しかし、型番にある CREATURE に多少ひっかかるものがないでもない。
CREATURE、つまり[生き物]とは、いったい? とか思いながら、まっいっかでオーダーしてみた。実は形状のコメントが、たまたまだったのか?見つからなかったのだ。

 宅配で届いた箱を開けてみて、「おや?」
「なんじゃこりゃ!」
立方体とは似ても似つかない異様な丸い手触りは...
もしかして、間違って届いたのでは?と、まじそう思ったな。
完全に箱から出してみて、触れば触るほど「なんじゃこりゃ」と思う。
けど、たしかに接続端子らしきものもあるし、やっぱりスピーカーであることに間違いはないようだし...

 サブウーファーと、サテライトは、形は大小の差はあるが、完全に相似形。
まず、円錐形ということで、三角コーンを思ってほしい。しかし、そのままでは、縦に細長い円錐形だね。
それを縦にぎゅっと縮めて、ついでにてっぺんのとんがりを思いっきりつぶして、そうだな、タコの頭になったと思ってほしい。
今度は足下だが、4方に思いっきり短い足がついているといった感じだね。
ということで、4本足の白いチンデブタコお化けとでもいった雰囲気ってとこか... あえてサイズはといえば、幅奥行き高さだけで書けばああなるってことになるな... たしかにCREATURE:生き物って名前のわけがここにあるってことだな。
想像できただろうか?

 センターに置くサブウーファをパソコンデスクのディスプレイの下の段に置く。
次に、サテライトをそれぞれ繋いで、先に置いてある、直方体... 当たり前の形のスピーカーオーディオテクニカ AT-SP121 WHと並べて、タコお化け:CREATUREを置いてみる。
サブウーファーに電源ボタンがある。これをおすと、わずかに「ボスッ」とノイズが聞こえ、電源が入ったことが分かる。
しかしボリウムはどこにある?
サブウーファーにバスとトレブルのダイヤルは見つかったが、ボリウムとおぼしきスライドもダイヤルもどこにも見当たらないではないか。
...! ...?
ようやく見つかった。
右のサテライトの右前の足に触れると音量が上がり、左の前足を触ると音量が下がるのだ。
どうりで、左のサテライトは、ただのピンプラグなのに、右はキーボードのコネクターのPS/2みたいになっているわけだよ。

 音質はというと、やっぱりサブウーファーがある分だけのことはある。格段に低音が効いている。
楽曲を流すときや、地上デジタルテレビを見るときには、やっぱりこっちのほうがいい。
それに、ボリウムがダイヤルやスライドでないことで、手触りで音量の大小は知り得ないが、いずれ抱える問題である、ダイヤルやスライドを動かしたときに出るザザザザノイズは、たぶん出ないだろうと思う。

まとめ

 いつか、まともなオーディオミキサーがほしかった。
昔、乾電池でも使えるという8chオーディオミキサーを買ったことがあったのだが、ものが安いだけに音もいいかげんだった。
音のクオリティーが落ちてどうしようもなかったため、すぐに押し入れに入って2度と出てこない、タンスのゴミになっていた。
今回、もう1度それを出してきて繋いでみたが、やっぱりだめなものはだめ。
そこそこまともな物にしないといけないなってことで、今回、思い切ってこういうふうにしてみたのだが、結果オーライ!やってよかったな。


Updated:2010-august-15; by 抹茶