デジタルカメラ SDR-H80

2010年11月26日(金曜日)

 久々に必要があって、ビデオカメラを買いました。

パナソニック SD/HDDビデオカメラ(レッド) SDR-H80-R

スタンダードビジョン

 画質はハイビジョンが当たり前となりつつある今なのに、あえてスタンダード。
撮像素子の総画素数は80万。
なるほど、これが型番のH80の由来かな。
とはいっても動画、静止画ともに画素は29万に落ちる。たぶん、縦横の比率が4:3なら、横640、縦480ぐらいではないかな。

 記録は基本的に内蔵ハードディスクで、容量は60gで、SDカードを32g増設できると書いてあるが、SDは使ってみたことがない。
記録できる時間は...

XP:約14時間

SP:約27時間

LP:約54時間

70倍ズーム

 今回、このビデオカメラにしたわけは、光学式70倍ズームだからである。
実際これはすごい。
興味のある方は、調べてみていただきたいが、光学式での最大倍率が20倍を越えるものは、ほとんどないと思う。
いちおう、これを買ったのは、2010年の春なので、その頃にさかのぼってとお断りをしておきたいとも思うけどね。
とにかく、遠くの被写体をを撮したくてこれを買ったのである。

使いにくいソフト

 しかし、問題が1つ。
添付ソフトの[VideoCam Suite]が、キーボードでほとんど使えないのだ。
さいわいjawsには、マウスをキーでエミュレイトするモードがあるので、そのモードで使おうとしているけど、なっかなか難しい。
いちおう、関連アイコン画像に名前を付けてみてはいるけど、なぜかキーで使うマウスカーソルの動作がうまく画像に乗ってくれなかったり、乗ったのに音声が出なかったり、出てクリックしても反応しなかったりとけっこういらつく。

 そういうわけで、視覚障害者も使ってみているのだから、もっと使いやすくしてほしいとパナソニックにメールで伝えてみてはいるのだけどね...

手ぶれ

 さて、遠くの被写体をズームして撮ろうとすると、どうしても手ぶれが気になることになる。
もちろん手ぶれ補正は立派なのが付いている。
けど、最大倍率に近づけば近づくほど、ほんのわずかな手ぶれでも、ツルリスルリと被写体が、フレームから外れていってしまう。
こうなるともはや、手ぶれ補正でどうにかできるなんてレベルではないのであって、当然のことながら、安定した三脚にカメラを乗せる以外どうにもならないのだな。
そういうことで、このカメラに三脚は切っても切れない関係だといえる。

しょぼいマイク

 さて、三脚にカメラを乗せることで、ぶれない安定した画像が撮影できるようになった。
ところが、撮った動画を再生してみると、遠くの被写体の音が全然というくらい入っていなくて、撮影しているカメラの周りの音ばかりが録音されている。
「これじゃあだめじゃん」

 そこで、それ用のガンマイクを付けようと、カメラの前後ろ上下左右をぐるぐる回して探してみるが、どこにもそれらしき穴は開いていない。
もしや?と1つだけ開いている穴があるので、そこにプラグしてみるが、残念!それは出力用のAVミニジャックなのであった。

 取説によれば、マイクは内蔵ステレオで、ズームマイクとあるが、レンズが70倍もズームするほどのマイクズームは全然ないのじゃないかなと思うな。
それにしても以前使っていたビデオカメラには、マイク端子もヘッドホン端子も当たり前に付いていた。
だから、ないなんて思ってもいなかったので、初めっから買う段階であるかないかなんて調べてみる気配りなんてかけらも出てこなかったのである。

ガンマイク

ガンマイクとは、超指向性マイクとも言って、マイクを向けた方向の音だけを選択的に拾うというタイプのマイクの別名である。
念のため、パナソニックに理由を説明してみたが、「マイクを外部に繋ぐことはできない」と返事がきた。
それじゃあ、外部マイク端子のあるカメラは?とたずねてみたが、そちらのカメラのズームは全然たいしたことがない。
ったく残念至極なことである。

 なぜ、超指向性マイクなのか?
カメラの向きとマイクの向きを一致させれば、音をモニターするだけで、ファインダーを見なくても、被写体にカメラを向けることが案外楽ではないかなと思ったのだ。


Updated:2010-november-26; by 抹茶