2010年 2月13日(土曜日)
地上デジタル放送を見たい!録画したい。できたら円盤に記録しておきたい!
でもスクリーンリーダーで使えなければ意味がない。
どうやらパソコンで表示するテレビ画面というのは、オーバーレイを用いている...
オーバーレイとはいったいなんであるか?
モニターには、Windowsが出ている。これにテレビの画像を出すための手法。それがオーバーレイ。
どうやっているかというと、Windowsを単に背景として、その上に直接テレビなどの動画を乗せていく。
この方式だと、テレビなどの動画は、テレビチューナーや、グラフィックボードでやるので、パソコンのCPUは、それほどたいした負荷にならないし、OS側も、動画の部分はただの背景をやっていればいいので、楽ちんなのである。
調べてみれば、『ああ、なるほどぉ』である。
でも、ちょい待てよ。
ということは、スクリーンリーダの大敵ではないのか!?
いろいろ調べてみて、今回用意した地上デジタルテレビチューナーがこれ。
同スペックで、USBで外付けするタイプもあるが、やはり、もうこれ以上パソコンの周りに小箱やケーブルの渦巻きが増えるのは... ということで、内蔵ものとした。
接続は、PCI express x1。コネクターもPCIよりずっと短く5cm程度で、ボードもコンパクトになっている。
これにこれまたコンパクトな基板にちっちゃなB-CASカードスロットが付いている。
この超小型B-CASカードスロットに、まるで切手のように小さなB-CASカードを差し込む。このスロットは、パソコンのフタを閉じてしまえば、もう触ることができなくなってしまう。そう、B-CASカードごと内蔵してしまうのだ。
B-CASカードとは、デジタル放送を受信するための専用ICカードで、これをB-CASカードスロットに差し込んでおかないと、基本的にデジタル放送は受信できないことになっている。
にしても、B-CASカードは、手触りでは裏も表も分からないし、どちらから差し込むのかの前も後ろも分からない。ったく視覚障害者なかせである。
GV-MVP/HS3を取り付けて、パソコンを起動。
Windows 7が起動したところで、添付CDを装填。
基本的にドライバーも、専用視聴ソフトのmAgicTV Digital
もセットアップはキー操作でできたと思う。が、1回だけ、マウスを使ったかも...
スクリーンリーダーにJAWS10を使っているのだが、スクリーンリーダが動作しているとき、やはりmAgicTV Digital
はオーバーレイが競合してしまうのか(?)mAgicTV Digital
は数秒程度で動作を停止してしまう。
これは残念至極のことである。
いちおう、念のため、osをWindows Vistaに、スクリーンリーダーをPC-Talker Vistaで試してみたが...
さらにWindows XPにXP Readerも試してみたが、だめであった。
現在は、XP、Vistaとも関連プログラムを削除して、Windows 7だけにしている。
スクリーンリーダーなしの無音で使うというのは、なかなか怖いのであって、うっかりミスキータッチで、何か意図しないメッセージが出ていても分からないし、どこにアクティブが飛んでいってても分からないので、最初は不安であった。いや、今でも不安はぬぐい去れないのであるけど、しょうがない。
住んでいる都道府県をリストから選び、郵便番号を入力するところは、どうにかスクリーンリーダーでできたかな?いまいち記憶があいまいになっている。
こうしてからチャンネルサーチなのだが、ここでスクリーンリーダが起動していると、どうもチャンネルサーチができないようであった。
デスクトップのmAgicTV Digital
がアクティブになったところで、JAWSを終了させ、enterする。
10秒で、テレビ音声が出てくるので、起動したことが分かる。なお起動にかかる時間は、パソコンにより前後するものと思われる。
以上、今分かっているmAgicTV Digital
のキー操作はこんなところ。
一緒にセットアップされるものに、mAgicガイド Digital
がある。
これは、デフォルトでは、番組表が表示される。
JAWS10では、番組表は全く音声化されなかった。そこで、カスタムハイライトの割り当てをしてみると、いくらか読むようにはなった。なったが、使えるようにはならない。
ならなければ、うるさいだけなので、設定したカスタムハイライトは削除とした。
そこで、マウスカーソルの読み上げとするのだが、実にわかりにくい。
たとえば...
58 世界の果 58 世界の果 58 世界の果 00 日曜美 00 日曜美 00 日曜美 00 龍 00 龍 57 オレたち! 57 オレたち! 57 オレたち!
20 てまでイ てまでイ てまでイ 術館「夢 術館「夢 術館「夢 馬伝(7) 馬伝(7) クイズMAN クイズMAN クイズMAN
ッテQ! ッテQ! ッテQ! の運慶 の運慶 の運慶 「遥(は 「遥(は オレたち! オレたち! オレたち!
傑作1・ 傑作1・ 傑作1・ る)… る)… クイズMAN クイズMAN クイズMAN
この手の表形式の表示は、セルごとの読み上げができなければ、行を横断して読み上げてしまう
。
今、たぶん話題の大河ドラマ「龍馬伝」を探すのに、この番組表だと、読み上げる行の中から00 龍
か、馬伝(7)
で聞き分けないといけないので、少々骨が折れた。
そんなわけで、番組表を見るためには現在使っていない。
表示メニューのライブラリモード(L)
のチェックをオンにして、録画ファイル一覧を表示するために使っている。
この状態で、mAgicガイド Digital
を起動すると、録画ファイル一覧が表示される。
これは、JAWS10で読み上げるし、上下カーソルでファイル選択もできる。
デスクトップのmAgicガイド Digital
を選択した状態で、JAWS10を終了し、enterで、mAgicガイド Digital
を起動する。ここからはもちろん、スクリーンリーダは、なしである。
カーソル↓キーで録画したファイルを移動し、pをタイプすると、mAgicTV Digital
が自動起動し、かつて録画した番組が再生される。
ここで何回↓カーソルを押すかは、スクリーンリーダで起動したときにシミュレーションしておく。
mAgicTV Digitalの終了、
mAgicガイド Digitalに戻る。ここでlをタイプするとライブラリがアクティブになるので、カーソル上下でファイル選択をかえることもできる。
以上、ビデオ再生は、mAgicTV Digital
が起動するため、スクリーンリーダなしの無音でやらなければならない。
mAgiガイド Digital
を起動。番組表モードなら、表示メニューのライブラリモード(L)
をチェックし、ライブラリーモードにする。
カーソル上下で、コピーしたいファイルを選択。
番組メニューうちのエクスポート(X)
からメディアを選択するメニューが出る。
DVDへのダビング(コピー/ムーブ)
BDへのダビング(コピー/ムーブ)
編集してダビング(コピー/ムーブ)
DTCP-IPサーバーへのダビング(コピー/ムーブ)
メモリースティックへのダビング(コピー/ムーブ)
mAgicTV Digital
の番組表からやっていたが、基本的にマウスカーソルでやらねばならないし、スクリーンリーダではわかりにくいため、ものすごぉく能率が悪かった。
ということで、今では、IEを開き、テレビ番組表【Gガイド.テレビ王国】
から、ログインして番組表を表示させたほうが全然速いので、そういうことにしている。
テレビの視聴と録画したビデオを再生するためには、スクリーンリーダを終了しなくてはならず、少々... いえ、初めはかなり残念だったのだが、こうして使えるようになったということで、『どうにかなるかなぁ』レベルになった。
それでも、たまに、アクティブウィンドーがずれたのか?それとも、何かミスキータッチでメッセージが出ているのか?操作迷子になってしまうことがある。
いつかスクリーンリーダとの共存できないものかなと思う。
いちおう、Windows 7のナレーターをオンにしてみたが、読みがかったるいし、キーレスポンスがいまいち。それになによりも、肝心なものを読まないので、さっさとオフにしている。
これ、初め分からなかったのだが、基本的に画面が見えないので、ディスプレイをオフにしたままにしていた。そしたら、mAgicTV Digital
は、テレビもビデオ再生もしないのである。
このことが解るまで、どれほどかかったことか... (苦笑)
見えなくてもディスプレイはオンしておこう!(爆)