液晶ディスプレイ LCD-MF221XWR

2010年 2月13日(土曜日)

 地上デジタル放送ってなんだろう?

テレビでは、映像がこれまでのアナログ放送よりずっときれいで、字幕も、データ放送も一緒に送ることができるのだとか、メリットいっぱい!と、いろいろと宣伝してくれている。
けど、本音は、コピーガードだよね。
放送した番組は、全部著作権があって、視聴者は勝手に録画して無断で配布しちゃだめ!ってことにするためのとりあえずの対策第一弾が地上デジタル放送ってことだよね。
違うかな...

 パソコンで地上デジタル放送を見られるようにしよう。ついでにそれを録画して、好きなときに見られたらいいよね。さらに、DVDかBDなどの円盤メディアに保存して、他の再生機器で見ることができたらもっといいよね。
そう思ってパソコンの改造を始めることにした。
まずはパーツ調べから...

 するとすぐ、HDMI、HDCP、DVI、COPP、CPRM、B-CASエトセトラ... 訳の分からないアルファベットの略語が出てくるは出てくるは。
『こりゃいったいなんのことだ!』
そこそこ力を入れ込んで調べ始めたにもかかわらず、あっというまに、顔から表情がなくなり、どこか虚ろな方に意識が向いていって、ふと気づいたら頭が船をこいでいたなんて、これまで何度あったことか...。
それでもどうにかしなくっちゃと、いろいろと略語を入れてはインターネットで検索を繰り返していくうち、なんとなく分かってきたことがある。

それは、著作権保護
どうもこれにつきるようなのだ。

 著作権保護のためには、不正に出回ってはならないってことで、コピーガード。コピーロックや、コピーコントロールとか、コピー制限、いろいろな呼び方で言われているようなのだが、つまりは、そんなことさせないぞ対策をやっているってことで、そういうことのために、いろいろな技術が開発されて、3文字か4文字程度のアルファベットの略語で総称しているってことが分かってきた。

 それらをここで1つ1つ出して、説明するつもりはないし、だいたい私自身、誰かに分かりやすく説明できるほど解っているとはお世辞にも言えない。
とにかくそういう著作権保護のための用件を関わるパーツ全部でクリアしていかないとパソコンで、地上デジタル放送を見られるようにできないということが解ったのであった。

HDCP

 これは、パソコンの場合、受信した番組がディスプレイに表示されるまでの間で、著作権が保護されたまま 送られるということを保証するための企画。
関わるパーツは、まず、グラフィックボード。
これがHDCP対応に○印が付いている必要がある。

グラフィックボード

 マイ・パソコンに入れているグラフィックボードは、ASUS EAH3450/HTP/256M。
調べてみたらHDCPは、Okだった。

ケーブル

 次にパソコンとディスプレイを繋ぐケーブル。
ケーブルはずっと、D-Sub15Pinをコネクターで使ってきていた。
これは、アナログ専用ということで、×印なのである。
けど、グラフィックボードのEAH3450には、D-Sub15Pin端子と、HDCPに対応できるDVI端子の2系統が付いている。
ということは、DVIケーブルを用意すればいいってことになる。

ディスプレイ

 そして、放送を表示する最後の端末であるディスプレイ。
これがHDCPに対応したものでなければならない。
今メーカーから売り出されているディスプレイにHDCP非対応なんてものは、たぶんもうないだろう。
ということは、あとは、ハイビジョンをそのままフル表示できる解像度のあるもので、そこそこお値段のいっていないものが見つかればいいってことになる。

 調べてみるとボディが黒いものが多い。
私は、見えないけど、それでもボディカラーは気にするほう。
やっぱり明るい色調のほうがいい。
ということで、ブラックボディは、まず除外してみた。

 次にディスプレイの乗るパソコンデスクなのだが、4段でできていて、下から2段目のメインのボードに乗ることになり、3段との隙間の43cmに入らねばならない。
だからといって、43cmピタリというわけにもいくまい。外形寸法の高さの上限が42.5cmまでということになる。
これは、たいていはスタンド付きのサイズでということだな。

 ついでに内蔵スピーカーがあってくれれば、メインのスピーカーシステムがあるから、たぶん使うことはないかもしれないけど、あるとベターかな...。

(I-O DATA) LCD-MF221XWR (21.5型ワイド)

 ボディカラーは、白。やっぱし暗いより、明るいほうがいい

 接続は、D-Sub15PinとDVIの2系統があって、同梱にD-Sub15Pinケーブルと、DVI-Dケーブルが入っていた。
ということで、ケーブル1本分たすかった。
もちろん、ケーブルの同梱を前もって調べてあったのではあるけどね。

 解像度は、1920X1080と求めていたものである。
スペック表には、他にコントラスト比というのがある。
これが、1:1000ぐらいとなっているディスプレイのメーカーもあれば、1:50000となっているメーカーのもある。
いちばん暗いところといちばん明るいところとの比率をコントラスト比というのだそうだが、1000倍と、50000倍とでは、50000のほうがいいように思える。
しかし、かたや1000そこそこ前後で書いてあるメーカーと、3万だ5万だと書いているメーカーとでは、コントラスト比が、同じコントラスト比ではないのではなかろうか?
これはなにか変である。
が、調べていくうちに、だいたい1:500から1:1500に入っていればいいようなので、間をとって1:1000ならいいかな... である。

<>  外形寸法なのだが、横幅50cmとどんとワイドだ。
私がこれまで14型ディスプレイを長く使ってきていたので、横幅50cmの21.5型というのは、ほんとでかいと感じる。
奥行きは、17cmと書いてあるが、これは、1cmほどの厚みのあるスタンドの奥行きのこと。
液晶パネル部分が、17cmもあるはずがないのである。
今手元のメジャーで計ってみたら、背面中央のいちばんふくらんでいるところで10cmといったところであろうか。
そして高さなのだが、40.1cmとパソコンデスクの2段と3段の隙間にピタリとおさまっている。
とはいってもこれもスタンドを含めての高さなのであって、実際は、2段面との間に9.5cmほどの隙間があるので、ちょいと小物などを置くことができてありがたい。

 内蔵スピーカー。
これは、1w1wのステレオスピーカーが内蔵と書いてある。
はじめから液晶ディスプレイの内蔵スピーカーには、全然期待をしていないのであって、実際、繋いでみて、『やっぱりか』... である。

 2010年2月13日現在、地上デジタルチューナー I-O DATA GV-MVP/HS3からのテレビ放送の表示が、バッチリ表示されて、めでたしめでたしなのである。


Updated:2010-Feb-13; by 抹茶