2010年 4月29日(木曜日)
ラジオを留守録しよう!そう思った。
しかし、今使っているオーディオはMDが出た当時の古いもので、実際もうほとんど使っていない。
使っていないのは使えないからであって、なんで使えないのかというと、液晶パネルに出るメニューが読めないからである。
あの当時、そういうのが流行った。グルグルと無制限に回るダイヤルを回すと、メニューが切り替わり、ここというところで決定ボタンを押すという使い方なのだ。
この無制限に回るというのが問題なのだ。
左にも右にも回せば必ず泊まるダイヤルであれば、そこからいくつで表示されるメニューは分かるというものだが、無制限だと手がかりなしなんだな。というわけで、使えなくなってしまったのだ。
とかなんとか書いているけど、そもそも留守録機能がないので初めっから話にならない。
ということで、USBラジオなるものを購入してみた。
NOVAC USB接続型AMFMラジオ NV-URA100DX
購入前に、それなりに各種USBラジオを調べてみた。
だいたい5000円でおつりがくるというのが、ほとんどのメーカー品だというのに、NV-URA100DXは、7000円ほどもするというのは、なぜか?
それだけするのであれば、それなりのクオリティーがあるのであろうと当たりを付けて購入してみた。
いちおうアマゾンのカスタマーレポートを参考にしてみているのであるが、あれはほんといいかげんだなと私は思っている。
なぜなら、同じ商品の色違いというものがあるが、それがブラックボディーだと4.なんぼの最高点近くになっているのに、ホワイトボディーだと1.なんぼの最低点になっているなんてことがあった。
ということで、点数もあるのだが、やっぱりレポートを読んでみてということで各種USBラジオのを読んでみた。
結果、さっぱり分からなくなってしまったというのが正直なところだったりする。
では、なんで決めたかというと...
サイズ 幅255mm x 高さ225mm x 厚さ102mm(突起物を除く)
重 量 約350g(本体のみ)
http://www.novac.co.jp/products/hardware/nv-capture/nv-ura100dx/specific.html
「なんでこんなにでかいのだ? なんでこんなに重いか?」
私は、このサイズから、長方形の箱形のものを想像してしまった。
「昔あった、スカイセンサーか?」
そんなレトロなイメージで商品の到着を待った。
届いた箱を開けてみてびっくり。
「なんじゃこりゃ!」
期待は見事に打ち砕かれてしまった。
ものは、四角い箱形ではなく、巨大なドーナツ型のまぁるい輪だったのだ。
それを縦に立てて置くようになっていた。
セッティングしてみると、パソコンの上に、直径20センチを越える超巨大ドーナツが立っているというふうになってしまったのだ。
箱に入っていたものは、他に、専用のUSBケーブル1本、CD1枚とマニュアルだけのシンプルそのもの。
今回接続に使ったのは、セカンドマシンとしているXPパソコンに、スクリーンリーダはJAWS9を入れた物。
これに、CDをセットして[usbradiomate1086.exe]をセットアップ。
そして、専用USBケーブルでラジオ本体と繋ぐだけ。
デスクトップに現れた USBRadioMate を起動すると、スピーカーからシャーというラジオノイズが聞こえてきた。
思わず、おー!やったぁと思う。
残念ながらキーボードではほとんど使い物にならない。
USBRadioMateウィンドーは、100%マウスユースなのだ。
ただ、カーソルを上下すると、「tuneup ボタン」だとか、「seekup ボタン」とボタン名を読み上げる。
けど、そこでエンターしようが、スペースしようが、なにも変わらない。
そのボタンのところにマウスカーソルを合わせてクリックするしかないのだ。
そういうことで、JAWSの機能の1つ、マウスを使うJAWSキーの登場ということになる。
おっと1つだけあった
エスケープを押すとUSBRadioMateが終了する。
それだけだ。
「set ボタン」をクリックすると、いくつかの設定ができる。
そこで、国名を日本とし、言語を日本語とし、都道府県を設定すると、自動的にAMFMのプリセットボタンにその都道府県と周辺のラジオ局が登録となる。
他には、Windows起動とともに起動するか?録音ファイルをどこにするか?などを設定できる。
「task setボタン」をクリックすると留守録設定ウィンドーが開く。
ここで、ラジオ局、開始終了日時、保存するファイル名を設定すれば留守録設定のできあがり。
なお、留守録終了時の設定は、ラジオを受信続けるとしておくと、2つ以上連続した留守録ができるようになる。
パソコンをスタンバイに入れ、ラジオ番組の開始を待った。
そしてその時刻になった。
パソコンは起動せず、だからラジオの録音もされなかった。
■決った時刻に開始・終了できる予約録音
番組を聞き逃さないために、便利な予約録音機能付きです。
※スタンバイやスリープからの復帰機能は、最新版のソフトウェアを利用しても
お使いのWindows PCによっては正常に復帰しないことがあります。
http://www.novac.co.jp/products/hardware/nv-capture/nv-ura100dx/index.html
どうやら、私のパソコンは、この但し書きに該当してしまったようです。
何度も設定を変えてやってみた。偶然できた1回があった。それ以後まったくスタンバイから復帰録音ができないのだ。
そういうことで、できるかできないか分からないような留守録では意味がないので、エコに反するけど、パソコンは電源を入れたままにして家を離れるしかないのであった。
内蔵AMFMアンテナで、地元ラジオ局の受信はできている。
AMについては、私の住むところは地元局であっても受信状態がいまいち。特に夜になると外国語放送のガヤほにゃほにゃガヤが混信して聞き取りにくくなる。
別売AMアンテナがあるというのだが、どうしたものだろう... ちょっと二の足を踏んでいる。
それを付けてもそれほど変わらないのかもしれないからだ。
プリセットボタンには、隣接した地域のラジオ局も登録されているが、これについてはまったく受信できていない。
もともとUSBラジオじゃなくても受信が難しいのだからプリセットする意味がないように思えるのだがな。
FMは、民法とNHKがクリアに聞こえる。
プリセットされたシティーFMはまったく受信できない。
これについてもよほど高感度ラジオでも持ってこない限り受信できないほど、送信局から距離があるので、しょうがない。
音質は、ややこもったふうに聞こえるが、ラジオだけの問題とも思えない。
それよりおもしろかったのは、たしかめるために用意したポケットラジオより、1秒ほど遅れて聞こえるっとことだな。
まるで山彦みたいになるのだ。(笑)